バリアフリー・スキルアップセミナー2018
~医学的リハビリテーションと福祉用具支援サービスの連携~
福祉用具は、「機能の補完・代行、能力の代償・補助、環境整備」を目的に適用されるものであり、利用者の方の疾患特性、障がい状況、使用環境条件などを総合的に評価分析した上で、適正な用具の選定と適合調整を行わなければなりません。これらが適正に行われず、不適切な福祉用具の活用がなされると、利用者の潜在能力・残存機能を見過ごしてしまい、障がいを重度化させたり、新たな問題が生じる危険性があります。
本セミナーでは、受講内容を「医学的リハビリテーション」と「福祉用具支援サービス」に分けて、それぞれの専門職種ごとの役割と機能に即した内容ですすめていきます。
まず、「医学的リハビリテーション」では、利用者の潜在能力・残存機能をどのように評価し支援プログラムをすすめていけば良いかについて解説します。主に身体機能評価、動作分析を中心とした内容となります。また、特別講師として、辻外科リハビリテーション病院副医院長の中土保先生より、療法士向けの医学的所見の診かたと変形性関節症の歩行分析についてご講義いただきます。さらに、各回毎に(第1回目と2回目はまとめて実施)、補講も行います。なお補講については、「医学的リハビリテーション」を受講したリハビリテーション関係者のみを受講対象とします。
次に、「福祉用具支援サービス」では、一般的に提供されている福祉用具の誤用・過用について事例を挙げながら解説し、医療関係者との連携のもとに、どのように福祉用具の供給を行っていけば良いかという視点において、福祉用具に関する情報提供システムの構築手法、支援プログラム立案・支援計画手法、サービスモニタリング手法を主な内容とします。
さらに、第五回は特別セミナーとして、藤田保健衛生大学客員教授の富田昌夫先生にお越しいただき、「中枢神経疾患に対する日常生活動作再獲得のための運動学習アプローチ~残存機能を潜在化させない運動療法の工夫~」をテーマに2日間の講習を行います。なお、このセミナーの受講対象は、リハビリテーション関係者である理学療法士、作業療法士、言語聴覚士に限定させていただきます。
講師
講師 | 米崎二朗氏(大阪市援助技術研究室 作業療法士):全課程(第1回~4回) |
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*オブザーバー | 池田真紀氏(大阪市援助技術研究室 作業療法士)※必要に応じて任意参加となります。 |
特別講師 | 中土保氏(医師:辻外科リハビリテーション病院副院長):第2回「医学的リハビリテーション」 富田昌夫氏(理学療法士:藤田保健衛生大学客員教授):第5回 特別セミナー |
場所
第1回~5回 | テレビ大阪 西館(別館)1F 会議室 〒540-0008 大阪市中央区大手前1-2-15 ※詳細はこちら |
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補講 | 大阪市職業リハビリテーションセンター 〒547-0026 大阪市平野区喜連西6-2-55 ※詳細はこちら |
内容
第1回:「脳血管障害への医学的リハビリテーションと福祉用具支援サービス」
平成30年7月28日(土) 「脳血管障害への 医学的リハビリテーション」 午前9時00分~ 受付開始 |
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平成30年7月29日(日) 「脳血管障害への 福祉用具支援サービス」 午前9時00分~ 受付開始 |
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第2回:「骨・関節系疾患への医学的リハビリテーションと福祉用具支援サービス」
平成30年8月25日(土) 「骨・関節系疾患への 医学的リハビリテーション」 午前9時00分~ 受付開始 |
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平成30年8月26日(日) 「骨・関節系疾患への 福祉用具支援サービス」 午前9時00分~ 受付開始 |
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平成30年9月15日(土)・16(日) 補講 |
「脳血管障害への医学的リハビリテーション」および「骨・関節系への医学的リハビリテーションと福祉用具支援サービス」の復習および補習 |
第3回:「筋萎縮性側索硬化症への医学的リハビリテーションと福祉用具支援サービス」
平成30年10月20日(土) 「筋萎縮性側索硬化症への 医学的リハビリテーション」 午前9時00分~ 受付開始 |
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平成30年10月21日(日) 「筋萎縮性側索硬化症への 福祉用具支援サービス」 午前9時00分~ 受付開始 |
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平成30年10月27日(土) 補講 |
「筋萎縮性側索硬化症への医学的リハビリテーション」の復習および補習 |
第4回:「パーキンソン病への医学的リハビリテーションと福祉用具支援サービス」
平成30年12月8日(土) 「パーキンソン病への 医学的リハビリテーション」 午前9時00分~ 受付開始 |
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平成30年12月9日(日) 「パーキンソン病への 福祉用具支援サービス」 午前9時00分~ 受付開始 |
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平成31年1月19日(土) 補講 |
「パーキンソン病への医学的リハビリテーション」の復習および補習 |
第5回:特別セミナー
「中枢神経疾患に対する日常生活動作再獲得のための運動学習アプローチ~残存機能を潜在化させない運動療法の工夫~」
藤田保健衛生大学 医療科学部 リハビリテーション学科 客員教授 富田昌夫氏
平成31年3月9日(土) 平成31年3月10日(日) |
中枢神経疾患に対する日常動作能力再獲得のために基本動作能力の再構築が極めて重要となります。基本動作能力再構築のための運動学習アプローチとしての「ダイナミックタッチとオプティカルフローのカップリング」の理論概要を解説し、見えの変化(オプティカルフロー)と体性感覚を中心としたダイナミックタッチを上手く協調させることで、外部環境にあわせて知覚の循環を機能的に行えるようにし、残存機能を潜在化させない日常生活動作の再獲得を図る運動学習の工夫を紹介します。 |
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※受講対象はリハビリテーション関係者である理学療法士、作業療法士、言語聴覚士に限定させていただきます。
※第1回~第4回を通して受講された方を優先的に席を確保させていただきます。
※内容が変更になる可能性があります。
※定員:45名
受講料
第1回~4回 |
*割引制度*両日受講される方は、9,000円(税別) |
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補講 |
各回1,000円 ※当日お支払いください。領収書の発行はいたしません。国際支援の寄付金とさせていただきます ※補講の受講対象者は、「医学的リハビリテーション」を受講した方のみとなります。 |
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第5回 特別セミナー |
25,000円(参考文献購入費用込み/税別) ※1日のみ参加の場合も上記金額となります。 ※指定の参考文献をすでにお持ちの場合、受講料は20,000円(税別)となります。 【参考文献】 ○「臨床動作分析―PT・OTの実践に役立つ理論と技術」三輪書店 |
申込
募集人数 | 各回40名(催行最少人数10名) | ||||||||||||||||
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受講対象 |
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申込締切日 |
※但し、各コースとも満席になり次第締め切ります。 |
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申込方法 | 受講申込書を下記の事務局までFAXまたはE-mailでご提出ください。 | ||||||||||||||||
お申込み・お問合せ | バリアフリー展事務局 〒540-0008 大阪市中央区大手前1-2-15 (株)テレビ大阪エクスプロ内 TEL:06-6944-9913 FAX:06-6944-9912 E-mail: |
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受講料の支払い |
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備考・注意 |
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受講キャンセル について |
セミナーの受講をキャンセルされる場合には事務局までご連絡(TEL・FAX・E-mail)をお願いいたします。なお、キャンセルの連絡日時により、原則として下記のキャンセル料をご負担いただきます。事務局が休業日の場合はFAXまたはE-mailでご連絡ください。 | ||||||||||||||||
受講キャンセル料 |
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受講申込書 | ![]() ![]() |