バリアフリーセミナー情報

次回セミナーについては、開催が決定し次第、こちらのページでお知らせします。

▼過去のセミナー

DIYで学ぶ福祉用具の機能・構造・働き
~姿勢保持具クッション製作、パソコン用マウスの製作・改良、
3Dプリンターで製作できる電動式食事用回転テーブルの実演等~

大阪市援助技術研究室では、利用者の抱える諸問題を既製品の福祉用具類や社会保障制度(補装具費支給制度、日常生活用具給付制度の対象品目)では解決できない場合、製作改良サービスを通じて、具体的な問題解決を図ってきました。

今回、製作改良サービスの事例を紹介するとともに、姿勢保持具クッション、マウスクリック部外部入力アダプタの製作演習(ウレタン加工、はんだ付け等)を通じて、用具類の機能・構造・働きについて学んでいただきます。製作したもの(姿勢保持具:クッション、マウスクリック改良:外部入力アダプタ、3Dプリンターでプリントアウトした接点式入力スイッチ:マイクロスイッチ式)は受講者の方々にはお持ち帰りいただきます。(食事用電動式回転テーブルについては、実演のみで配布は致しません)
クッション等の配送が必要な場合は、近くにコンビニエンスストアがありますので、各自で配送手続きを行ってください。尚、今回製作するものは、あくまでも福祉用具の機能・構造・働きを学んでいただくことを目的としておりますので、利用者への直接的な適用はおすすめいたしません。あくまでも適合評価の範囲での適用をお願い致します。また、製作したものはアフターフォロー、保証等はございませんので、各自での対応をお願い致します。

開催日時 令和6年3⽉23⽇(⼟)、24⽇(⽇) 午前10時~午後4時
講演内容
1⽇⽬ 令和6年3⽉23⽇(⼟) 午前10時~午後4時
・姿勢変換機構付き車椅子の総点検結果報告~現状の問題点と課題~
・製作改良サービスの事例紹介
・姿勢保持具クッションの製作演習
2⽇⽬ 令和6年3⽉24⽇(⽇) 午前10時〜午後3時
・食事用補助用具類、上肢装具の総点検結果報告~現状の問題点と課題~
・製作改良サービスの事例紹介
・3Dプリンターを用いた簡易式食事用電動回転テーブルの製作実演
・マウスクリックボタン外部入力アダプタの製作演習
講師
米﨑 二朗氏

米﨑 二朗氏
(大阪市援助技術研究室 室長/作業療法士・リハビリテーションエンジニア)

池田 真紀氏

池田 真紀氏
(大阪市援助技術研究室 研究員/作業療法士)

アビリティーズ×バリアフリー オンラインセミナー 「ユニバーサルツーリズム 誰もが安心して観光できる街として」~兵庫県のこころみ~

兵庫県では、年齢や障害の有無等に関わらず、様々な人が気兼ねなく旅行を楽しめるユニバーサルツーリズムを推進しています。
全国では初となるユニバーサルツーリズムに特化した条例として、「高齢者、障害者等が円滑に旅行することができる環境の整備に関する条例」(通称:ユニバーサルツーリズム推進条例)が公布されました。
また、4月1日からは障害者差別解消法が改正され、事業者による障害のある人への合理的配慮の提供が義務化されます。
そのような状況を見据え、ユニバーサルな街づくりが展開される中、兵庫県の活動をご紹介いただきます。

講演内容・講師
【テーマ1】 「改正障害者差別解消法と合理的配慮アドバイザーについて」
兵庫県 福祉部 障害福祉課 障害政策班
本講義では、ケーススタディを用いて「合理的配慮の提供」や「不当な差別的取扱い」の考え方について解説します。また、民間企業等が取り組むための最初の一歩を支援する合理的配慮アドバイザー派遣制度についてご紹介します。
【テーマ2】 「兵庫県におけるユニバーサルツーリズムの推進について」
兵庫県 産業労働部 観光局 観光振興課 観光企画班
兵庫県では、年齢や障害の有無等に関わらず、様々な方が気兼ねなく旅行できるユニバーサルツーリズムを推進しています。受入体制の充実や情報発信、機運醸成等に向けた令和6年度の取組についてご紹介します。

一般社団法人日本認知症予防協会/バリアフリー展事務局 共同ウェビナー
「身近な生活から始める認知症予防と早期発見の重要性」

2022年12月14日にZOOMウェビナー形式で開催した「一般社団法人日本認知症予防協会/バリアフリー展事務局 共同ウェビナー 「身近な生活から始める認知症予防と早期発見の重要性」をオンデマンドで公開します。入金確認後、ご登録のアドレスに事務局から動画を視聴できるURLをお送りいたします。

MCI(軽度認知障害)の早期発見を目指し、認知症予防に貢献する、一般社団法人日本認知症予防協会と西日本最大級の介護・福祉・看護・医療の総合見本市「バリアフリー展」が共同で開催するオンラインセミナーです。

認知症は、誰にでも起こりうる病気です。しかし、認知症の手前(MCI)で気付き予防すれば、認知症の発症を遅らせて、健康寿命を伸ばせる可能性があることをご存知でしょうか?
気付きの大切さ、そして生活の中ですぐに始められる認知症予防法などについてご紹介します。ご興味、ご関心のある方はぜひご聴講下さい。

講師
佐々木 誠 氏

佐々木 誠 氏(MCI専門士)
一般社団法人 日本認知症予防協会 代表理事

2007年から介護関連企業に従事し、特に介護保険外ビジネスを中心に様々な取り組みをしてきました。2017年に日本認知症予防協会の立ち上げに関わり、2018年から代表理事として活動しています。現在は、認知症予防のスペシャリスト(MCI専門士)の養成講座を実施したり、企業様や行政関連様から「認知症予防セミナー」を受託することで、認知症予防の知識を広げる活動をしています。

福祉用具支援技術サービス総点検2023:これからのテクニカルアクション
~筋萎縮性側索硬化症による重度障がいのある人への移動性、操作性支援~

大阪市援助技術研究室では、事業発足より約30年間、主に重度の障がいのある人への福祉用具支援サービスの普及に務めてきました。また、国の福祉用具研究開発事業にも長年参画してきております。我が国の福祉用具技術開発においては、欧米諸国に比べ、自立支援機器に関する研究開発に積極的に取り組んでこず、市場規模からみた高齢者向けの介護用品を中心としてすすめられてきました。そのため、医療・工学的な技術革新は十分に図られてこなかったとも言えます。一方で、ロボット技術の福祉用具への活用などはすすめられたものの、研究開発者側の技術革新が中心となり、利用者ニーズに基づいた研究開発プロセスが充足していなかったり、供給方法の検討が十分に行われずに、結果的に製品として利用者が有効に活用できるまでには至っていない例が多くあります。これらの問題点・課題の背景には、市場の特異性、社会保障制度などが大きく影響していることが考えられます。
当研究室では、相談事業を通じて、筋萎縮性側索硬化症による重度障がいのある人への福祉用具支援技術サービスを提供してきました。その経験を通じて、福祉用具支援技術サービスの現状の問題と課題をまとめ、個々のニーズに応じた具体的な問題解決を図ってきました。今回、セミナーを通じて、事例紹介を行いながら、移動性としての車椅子、座位保持装置、操作性としての自助具(食事動作関連用具)、上肢装具に関する支援サービスのあり方・すすめ方について解説します。また、国内外の優れた福祉用具類についても、最新情報を含めながら紹介させていただきます。
福祉用具支援技術サービスに従事する方々に多くご参加いただき、わが国における支援技術サービスを再考し、これからのテクニカルアクションとしての行動計画をともに検討させていただければと願っております。

*本セミナー終了翌日の11月27日(月)~29日(水)に、大阪OMM(2階展示Aホール)にて、公益財団法人テクノエイド協会主催の障害者自立支援機器シーズ・ニーズマッチング交流会2023が開催されます。そこでは、国の福祉用具研究開発助成事業で開発された用具類も多数展示されております。講師も3日間参加する予定にしておりますので、受講者の方々の中で交流会に参加される方には、講師より用具類や事業者の紹介等もさせていただきます。これについては、受講受付後に、ご希望・ご要望などをお聞きし対応できるように調整させていただきます。交流会参加については、各自、テクエイド協会ホームページより事前登録を行ってください。

日時
11月25日(土)、26日(日)
午前10時~午後4時
内容
1日目: 令和5年11月25日(土)
午前10時~午後12時 車椅子、座位保持装置に関する問題点と課題
午後1時~4時 事例を通じた具体的な問題解決方法とテクニカルアクション
2日目: 令和5年11月26日(日)
午前10時~午後12時 自助具(食事動作関連用具)、上肢装具に関する問題点と課題
午後1時~4時 事例を通じた具体的な問題解決方法とテクニカルアクション
講師
米﨑 二朗氏

米﨑 二朗氏
(大阪市援助技術研究室 室長/作業療法士・リハビリテーションエンジニア)

池田 真紀氏

池田 真紀氏
(大阪市援助技術研究室 研究員/作業療法士)

バリアフリー2023プレセミナー
利用者の“人生の地図”を支える福祉用具支援サービス
~大阪市援助技術研究室の29年間の活動報告と今後の方向性について~

今年4月19日(水)~21日(金)に開催されますバリアフリー2023において、特別講演(21日(金)午前11時~12時30分:6号館2階会議室F)を行います。大阪市援助技術研究室が、福祉用具支援サービスの構築を目指して、これまで利用者の方々との協働で取り組んできた29年間の活動の内容を報告するとともに、30年目からの今後の方向性について提案を行います。また、利用者の方々からの言葉・動画メッセージ等もお伝えさせていただく予定です。プレセミナーは、展示会開催前に、特別講演の内容をよりご理解いただくためのものとして開催致します。主に、福祉用具支援サービスに従事する方、企業・メーカーの方、研究機関の方などに多くご参加いただければと願っております。
福祉用具サービスのとらえ方・すすめ方について、あらためて考える機会にしていただければと願っております。

日時
2023年3月25日(土)第1部:午前10時~12時、第2部:午後1時~3時
内容 第1部(午前の部):福祉用具供給システム
第2部(午後の部):支援技術と支援マネジメント
講師
米崎 二朗氏

米崎 二朗氏
(大阪市援助技術研究室 室長/作業療法士・リハビリテーションエンジニア)

池田 真紀氏

池田 真紀氏
(大阪市援助技術研究室 研究員/作業療法士)

久山 圭子氏

久山 圭子氏
(大阪市援助技術研究室 研究補助員/作業療法士)

大阪市援助技術研究室とは 当研究室では、福祉用具支援サービスの普及システムを構築するために、相談事業、研究開発事業、研修・セミナー等を行ってきております。また、国の研究開発事業へも委員として参画しており、福祉用具の研究開発促進に務めてきております。

アビリティーズ×バリアフリー オンラインセミナー 介護施設におけるリスクマネジメント
~福祉機器の活用事例より~

介護労働環境の改善を「北欧式トランスファー」を取り入れて、利用者、介護者双方にとって優しい介護に取り組む、社会福祉法人ジェイエー長野会 特別養護老人ホームあさぎりの郷 のリスクマネジメントを踏まえた、福祉機器の活用による移乗、入浴介助の方法を紹介します。

日時 2023年3月10日(金)17:15~18:00
講師 福澤 洋之氏
(社会福祉法人ジェイエー長野会みなみ信州地域事業本部 あさぎりの郷 通所科所長)

経歴:

長野県飯田市出身、東京の介護福祉専門学校で学ばれ2002年ジェイエー長野会に入職
あさぎりの郷特養科、通所科介護職を経て現在に至る