講演・セミナー

日本慢性期医療協会セミナー/1号館セミナー会場

「DPCデータ」を活用した診療の質向上への取り組み

2014年4月の地域包括ケア病棟の新設を契機として、「DPCデータ」を提出する慢性期病院の数が着実に増加している。日本慢性期医療協会は、2016年5月に「慢性期DPC検討委員会」を発足させた。目的は、導入後10年余を経過し、多くの欠点を有する「医療区分」の抜本的な見直しの必要性を視野に入れた「慢性期医療におけるあらたな診療報酬体系」の構築である。その基本理念は、慢性期医療の特色を加味して、既存の急性期のDPCを慢性期にも適用しようとするアプローチである。また一方で、医療が存在する限り、その提供の場や時期を問わず、質の担保と向上が求められることは必然である。診療の質向上という視点から見れば、DPCは診療報酬体系のためだけのものではない。「DPCデータ」という「共通言語」を用いるアプローチは、高度急性期から回復期・慢性期・介護期までをつなぐ医療情報の標準化・可視化・透明化を可能にする。その先には、あらたな「臨床指標」導入による診療の質評価を見据えることが出来る。特に慢性期病院にとっての「DPCデータ」提出に際しての取り組みは、高いハードルであるが、病院全体の診療の質向上に確実に寄与する。
本セミナーでは、2つの講演と総合討論を通して「データ提出加算」取得が慢性期病院にどのような影響を与えたか、DPCデータの活用が診療の質向上にどのように貢献できるのか、「慢性期DPC」の導入は可能かなど、多角的な視点から「DPCデータ」の活用について考えていきたい。

コーディネーター 矢野 諭氏
(日本慢性期医療協会 慢性期DPC検討委員会 委員長)
日時 4月20日(木) 13:30~15:30
会場 インテックス大阪 1号館セミナー会場
定員 180名

矢野 諭氏
矢野 諭氏

プログラム

座長 鹿島 洋一氏(新仁会病院 院長)

内容
講演(1) DPCデータ提出加算の実際~質向上への取り組み~
金子 友和氏(平成医療福祉グループ 総務部 部長)
講演(2) 慢性期医療におけるDPCデータの活用~診療の質向上を目ざして~
矢野 諭氏(多摩川病院 理事長)